以前、石垣島に海辺の環境教育フォーラムに参加した際に、興味深いポスターが貼ってありました。



見えづらくてすいません。＾＾；

ここには、何気なく使っている日焼け止めの中に、
サンゴを死滅させてしまう成分が含まれている製品が存在している
という内容が記載されているんです。

びっくりですよね。

海が大好きで、サンゴのために何かできることはないか？と考えている方も多いと思います。

そんな方達がもしかしたらサンゴにとってよくない日焼け止めを知らずに使っているかもしれないんです。




ここにはこう書いてあります。


「多くの国で日焼け止めに使われている成分が、

ごく低濃度でもサンゴに共生する”らん藻”を殺し、珊瑚の白化の一員になっている


との実験結果を、イタリア・マルケ工業大の研究チームがまとめた。



チームは、インドネシア、メキシコ、タイ、エジプトの４カ国の海でサンゴを採取、

海水１リットル中に、市場の日焼け止めを100万分の1リットルだけ含む水の中で飼育した。

その結果、１８～４８時間のうちにらん藻が大量にサンゴから抜け落ち、９６時間以内にサンゴが完全に白化することを確かめた。



成分ごとに調べると、

パラベン、


桂皮酸、


ベンゾフェノン、


カンファー抽出物


という４種類の物質に使用時に海に溶け出すのと同程度の量で、サンゴを白化させる作用があることが分かった。





これらの物質は日本で市販されている日焼け止めにも使われているという。」





パラベン・・・・・・・・・・・・・・防腐剤。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メチルパラベンやプロピルパラベン、ブチルパラベンなどがある。
　　　　　　　　　

桂皮酸・・・・・・・・・・・・・・・・紫外線B波の吸収剤として使われる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メトキシケイヒ酸オクチルやメトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどがある。

ベンゾフェノン・・・・・・・・紫外線A波及びB波の吸収剤。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オキシベンゾン－３、４、５、９などがある。

カンファー抽出物・・・・香料。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カンファーは精油のカンファー（樟脳）やローズマリー等に含まれる。

　

全てを調べたわけではないのですが、幼児用の日焼け止めにはこの成分が含まれていないことが多いようです。

皆さんも是非、沖縄の海のために、地球の海のために、気をつけて日焼け止めを選んでくださいね。＾＾






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